2011年 9月 1日
[size=-1]最高峰のフォト・ビジュアル光学系、FSQ-106EDの魅力をさらにアップさせる高性能レデューサーが誕生しました。 [size=-1]新開発の645レデューサーQE0.72Xは大口径の4群4枚のレンズを使用し、焦点距離を 380mm f/3.6 と屈折望遠鏡では類を見ないほど明るくしながらも、大きなイメージサークルと豊富な周辺光量、そしてイメージサークル全面に渡る鋭像を実現しています。 [size=-1]イメージサークルはφ60mmあり、その部分での光量も約70%以上確保しています。また35mmフルサイズカメラの対角にあたるφ44mmの部分では90%以上の光量があり、現行のレデューサーQE0.73Xと比較すると約50%増の周辺光量で、現在一般に市販されている冷却CCDカメラやデジタル一眼レフカメラではほぼ周辺減光の気にならないレベルです。 [size=-1]また、現行のレデューサーQE0.73X では波長420nm付近の紫の色収差が僅かに発生していましたが、ほぼ完全に補正し、周辺像もφ44mm付近で約2/3のスポットサイズまで改善しています。 さらに従来のグリーンマルチコートと比較して500nm付近での反射率が約1/2以下になるフラットマルチコートをレンズ全面に採用して、ゴーストの低減と可視光全域での透過率の向上を図っています。 [size=-1]レデュサー本体の取り付けは、FSQ-106ED鏡筒内部のG4レンズ後端ネジに直接ねじ込む形で、接眼部にかかる負担を小さくする構造になっています。 また、別売のCCA-250用の大型回転装置がレンズの外側に取り付くシステムになっており、大型CCDカメラでの迅速な構図の決定が出来るようになっています。 [size=-1]このように超高性能な645レデューサーQE0.72Xの登場により、世界最高峰のフォト・ビジュアル屈折望遠鏡FSQ-106EDは、530mm f/5 と 380mm f/3.6という二つの焦点距離で、完璧に収差が補正されたラージフォーマット対応のイメージサークルを持つことになり、さらに独創性のある製品になるよう磨きをかけました。 |